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ここから一歩足を踏み入れると、そこはまさに迷路の城塞都市。 袋小路に迷い込んだ僕は 進退きわまって途方にくれた。
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カサブランカの空はどこまでも青かった。
210mの塔の頂きにある三つの球は
ISLAM・SKY・EARTHを象徴している。
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カサブランカの旧市街。
かもめ舞う港の傍らの堅固な城門と砦は
石灰で固められ、
旅人をはるか中世の世界に誘ってくれる。
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土産屋が立ち並ぶこのあたりは野良猫たちのパラダイス。
夜ともなれば腕白小僧たちの格好の遊び場になる。
かわいいお転婆娘もボールを追いかける。
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観光客の行き交う目抜き通り。
「アッラー、アッラー」と声を出しながら、施しを求めに歩く老人。靴磨き少年の商魂たくましいこと。
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商家の軒下を借り、傘を片手のスケッチ。
ぬれた路面は腰をおろす場所もない。
門の向こうは にぎわう広場。
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中庭の大きな木では
小鳥たちが楽しく歌をうたう。
朝食に出たコーヒーはひとり5杯分もあった。
タイルのデザインは、秀逸。
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マラケシュの公園で客を待つ馬車軍団は
雨に祟られて不完全燃焼。
何となく手持ちぶたさなように見える。
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石畳の狭い坂道。女がひとり。静寂の世界に響く靴音。
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余分な飾りの一切ないトレドの質素な教会。信仰にあつく素朴な民の心をそこに見た。
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タホ川に囲まれた高台のトレドの砦は 外敵の攻撃を見事に防いだ。そして丘のオリーブは 豊かな収穫をもたらした。
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海に近い頑強なメディナの砦の建物は今もしっかりと息づいている。 傍らでは サッカーに興じる青年たちの姿あり。
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カサブランカからマラケシュに列車は走りつづける どこまでものびるなだらかな丘には一面黄色い小花が咲き乱れている。
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マラケシュからカーサボヤージャに向かう列車。
一等席に同席の女は
魅力的な瞳をもっていた。
連れの男に遠慮しつつも
こっそり盗み描きする。
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連日の雨にもかかわらず、屋台には観光客がひしめきあいまるで祭のようなにぎわい。大道芸人たちが自慢の技を競う。